シリアルポートの自動応答(ターゲットバイト受信時)
オートアンサーとは何か、そしてなぜ重要なのか
2つのデバイス間でシリアル通信を開発する場合、デバッグが必要なのに相手側に自動応答する装置がないことがよくあります。
例えば Arduino デバイスから ASCII 形式で “Hallo world” という文字列を
Arduino モジュールの UART を使って送信し、相手からの応答を期待する場合です。
PC 側に UART コマンドへ応答するソフトを自作しない限り、UART 通信のテストは簡単には行えません。
SerialTool には、特定のバイト列(例:“Hallo World”)を受信した際に自動的に応答を返す「オートアンサー」機能が搭載されています。
この機能により、アプリケーションを素早く、直感的に、そしてリアルタイムで検証しながら開発できます。
オートアンサー機能は開発時間を確実に短縮します。
SerialTool によるターゲットバッファ受信時の自動応答。
SerialTool のシリアル通信でオートアンサーはどのように動作するか?
オートアンサー機能は、特定の
ASCII または HEX のバッファ
を受信した際にトリガーされ、設定されたバッファで自動的に返信します。
必要に応じてこのトリガー機能をオン/オフできます。SerialTool はトリガーされた回数もカウントします。
複数のシリアルポート使用時のオートアンサーの動作
SerialTool は複数のシリアルポートを同時に扱うことができます。無料版では最大 2 ポートを同時に扱えます。 例えば Windows の COM1 と COM2 を、論理シリアルポート 1 と 2 に割り当てて同時に処理できます。
特定のバッファが受信されると、オートアンサーがトリガーされ、SerialTool は自動的にターゲットバッファへ返信します。
以下は Seriaal 1 が COM2 に割り当てられ、オートアンサーが有効で、ターゲットバッファが受信された例です:
ターゲットバッファ: "Hello World"(ASCII)
オートアンサーバッファ: "it's good to see you arduino"(ASCII)
[ARDUINO UART (Serial1)] -----送信-----> "Hello World" -----> [PC]
[ARDUINO UART (Serial1)] <-----受信----- "it's good to see you arduino" <----- [PC]
SerialTool による Arduino への自動応答。